Out of Far East

東アジアの文化歴史の個人的覚書

戦争の記憶

従軍慰安婦についてはあらたな表現作品を望む

前回の従軍慰安婦に関する記事のつづきになる。 今何が政治的、外交的に日韓で何が問題になっているかをじっくり情報を追いかけて考えてきたわけではない。 ただ気になるテーマであるので自分なりの知見で考えているだけ。 日本軍の戦地における従軍慰安婦に…

従軍慰安婦の時代背景を文芸作品で考える

作家宮尾登美子の文体が好きで、エッセイを若い頃よく読んだ。小説は1冊も読んでいないが、映画化を通じて花柳界(この表現でいいのか?)という、普通の人なら書けない世界で生きる女の人生をたくさん描いていることはわかっていた。 彼女はとてもめずらし…

戦争体験談の中できいた従軍慰安婦

ネットでまた従軍慰安婦という言葉が目に付いたので、ブログの引越し最中なので過去の文章を探し出して編集し直した。 従軍慰安婦について書かれた本を1冊も読んでいないし、こだわって詳しく調べたこともない。 なので、日韓のあいだで、今何が問題になっ…

朝鮮戦争前夜の香港をえがいている『慕情』

文庫本『慕情』(角川文庫)著者ハン・スーインは、「もう読み返すことはない」と思い手放した。 この本はアメリカ映画「慕情」の原作“A Many-Splendored Thing”(多くの輝けるもの)の全訳だった。 もう絶版で図書館の書庫におさまっている作品だ。 ネットで…

在韓被爆者に寄り添った松井義子さん

在韓被爆者の救済に中心的役割を果たした「韓国の原爆被害者を救援する市民の会」の代表をなさっていた方である。 1998年12月に70歳で亡くなられたことを新聞の小さな死亡欄の記事で知った。 植民地だった「満州」の大連で生まれ、戦後無教会派のキリスト者…