Out of Far East

東アジアの文化歴史の個人的覚書

敗北主義者への反論と覚悟 『偉大なる道』第6巻③ー2

 「これに対して、私はこう答えた」と朱将軍はいった。「諸君の反革命に対する分析は正しい。だが、諸君の結論はまったくまちがっている。だから諸君の主張を承認することは、革命に対する反逆にほかならない。反革命勢力になんらかのつながりをもつ数少ないインテリは、命も助かり、就職もできるかもしれない。あるいは引退したり、外遊したりすることができるかもしれない。だが、労働者や農民にはこんなことは何ひとつできないではないか。人民には、退却しようにも退却するところもないのだ。だから人民は、土地革命、反帝国主義革命が成功するまでたたかわざるを得ない。そうしなければ、封建制帝国主義者の奴隷というどろ沼に追い返されてしまうだけだ。

 

 「私はこうも論じた。――われわれは、いま、護衛戦を戦っているのだ。このような場合は、みんなが気をひきしめて、闘争をつづけていないと、軍紀が乱れてしまう。労働者と農民は、いま貧窮のどん底にいる。彼らには、たたかうか、さもなければ坐して死をまつか、いずれかしかない。たたかって死ぬのは、奴隷として死ぬよりは、はるかに名誉あることではないだろうか。

 

 わが国の数百万の人民の胸の中には、すでに希望の火が燃えているのだ。彼らがいま、求めているただひとつのものは、われわれだけが与えることができるような指導だ。華南の多くの地方で、すでに収穫期の蜂起がおこった。ところが、たいていのところでは、これらの蜂起は粉砕されるか、地下に追いこまれてしまった。だが、農民はすでに武器を捕獲してもっている。われわれも、彼らを援助する武器をもっている。いま、彼らを裏切ることは、まさに反逆ではないか。

 

 私自身はどうするかというと、私についてくるものがたとえ一人だけになっても、断乎としてたたかい続けるつもりだ。そのひとりも脱落してしまうなら、さらにほかのものを育てあげるつもりだと断言する。私は軍閥に屈服することは絶対に拒絶する。私は、すでに人民革命の道をえらんだのだ。最後まで、この道をすすむつもりだ」