Out of Far East

東アジアの文化歴史の個人的覚書

国内の軍事改革についての朱徳の抱負 『偉大なる道』第12巻①ー6

 朱将軍はまた、国内の軍事改革について抱負をのべた。国民党の最高司令部の代わりに、孫逸仙の考えたような統一最高司令部を設置することや、敗北主義者と親日分子を全部やめさせること、また抗日戦と人民の利益に反する反大衆的な悪いしきたりを廃止することなどであった。彼はまた各軍の間の摩擦をなくさなければならないといった。各軍は平等に扱われるべきだし、連合国の軍事供給物資は前線部隊に公平に分配されなければならない。そのほか、いっそう強い軍事訓練をともなう民主的な国民軍制度の設置や、国民党の徴兵制度の根本的な改革、そして将兵の待遇と報酬の改善などを要求した。こういう改革がなされてはじめて、中国の軍隊は戦闘力を強めることができ、戦争の早い勝利をもたらす名誉ある役割を演じることができると説いた。

 

 5月に重慶で国民党中央執行委員会が開かれたが、この時期には、国民党の長年の手本であったファシスト帝国は、どこも完全に敗北していた。だが国民党はまだ有力な外国の支持があることを確信して、望みをうしなわなかった。この会議を一貫する考えは次の言葉だった。「共産主義をせん滅すべし! そうでなければ死んでも死にきれない!」